大切だから

大切な人を思うと　言葉が出なくなる。

思ってること、言いたいこと、たくさんあるはずなのに。

言葉が出なくなる。

でも、何かあって、言いたくて、伝えたくて。

いつも喉まで出かかるのに。

言葉がないからつっかかって出てこないの。

だから、いつも、苦しくなるのかもしれん。

だから、大切な人を想うと、胸が苦しくなるのかもしれん。

それが　もどかしくて　悔しくて

泣きたくなるのかもしれん。



胸の苦しさは


大切だから

言いたい気持ち

カタチにならない想いたちが

飛べない翼をつけているから

余計かさばって

狭い部屋がさらに　狭くなる


居心地も悪くて　翼があたるのがくすぐったくて

窮屈なのが苦しくて

扉すら、開けない


小さなチャイムが　部屋中に響き渡って

誰かが尋ねてきたんだと知る

ほら、誰かが返事をしなきゃ

誰もいないのかと、帰ってしまいそうで

早く、早く　返事をしなきゃと

焦るばかりで　声すら出ない


ひとつヒトツが焦るから　モソモソ動くのが気持ち悪くて

思わず叫びたくなる。

「動かないで！じっとしていてよ！」

のどまでこみ上げてくる何かが、のどから先へ出て行かなくて

そばにいるあなたを、引っかいて、殴って、蹴って。

傷つけても傷つけても　あなたはどこにもいかなくて

受け入れることすら　できなくて

「もういぃよ！」

と　投げ出したくなる



トン、トン

チャイムが　扉を叩く音になる。

あと、もう少し・・・

その、鍵のかかった開かない扉を開けてくれたなら・・・

その鍵を、あなたが持っていてくれたらなら・・・

心の中の、カタチにならない思いは

自分たちの思いを抱えて、飛び立っていけるのに。

あなたの元へ、飛んでゆけるのに。

どんくらいかっていうと

なんか、言葉に表せないんだよね。言おうとしても。

伝えられないし、こう、言葉が出なくて泣きそうになるくらぃ。

そんくらぃ好き

愛について、考える

「人として愛する」　　「異性として愛する」

この違いを、考えてみました。

まず、二つの愛で感じる感情を書き出してみた。

でも、「異性として愛する」だけにあてはまる感情が、ないんだよね。

性的欲求だって、愛してなくても感じてしまったり、

性的欲求があるから異性として愛してるなんて、言い切れないし。


でも、人として愛するのと、異性として愛するていうのは、

どうしてもイコールにはならなくて。

それは、やっぱり違う何かがあるからで・・・


あたし、「愛」は、その人との絆だと思うんだ。

人や友達として愛し合うのと、異性として愛し合うの決定的違いは、

キスをするとか、恋愛的要素があるかないかてコトだ。

たとえば。

友達としての付き合いで強い絆が生まれれば、それが愛になる。

兄弟としての付き合いがあれば、そこに絆が生まれて愛になる。

異性として付き合ってできた絆こそが、「異性として愛する」になると、あたしは思った。

だから、か。

だから、愛の形は人それぞれなんだきっと。

だって絆は人と人が付き合ってできるもので、まったく同じものなんてきっとないから。




なんか、ステキだな。

ブランコ

ゆらゆら。

別にこぐわけでもなく。

ただ、静かに揺れてる。

静かで、ちょっと寂しくて。

でも、心に風がスッと染み込んで。

すさんでた心も、疲れた心も、満たされていく。

笑えない心も　凍った心も

寒いのに　別に、暖かくないのに。

溶けて　和らいで　赤みを帯びていく。

ピーピー鳴り出す電子音を、風がかき消してゆく。

目を閉じ、上を向き、深呼吸をする。

ゆらゆら　優しく揺れる時間

たった　それだけでほら・・・

目を開ければ、数少ない星たちがキラキラ

空に揺らいでいる。

ゆら、ゆら


少し、優しくなれた気がした。