口だけ女

わかってるよ。そんくらい。

どんなに偉そうなコト言ったって、やることができない

あたしはただの

えばりん坊。


だから。

強がってなきゃ、立っていられないんだよ。

えばってなきゃ、立っていられないんだ。

あたしができる、最後の勇気を失ったら

あたしは・・・

充電器

あたしは　万能な充電器

魅力的な　充電器


そんな充電器になるために、今、成長している。

まだ、成長し続けている。


機種が違うように思えても、誰だってあたしにはぴったりはまってしまうの。

誰でも、疲れて必要とすれば、はまってしまうの。


そんな、素敵なステキな充電器に。



でも。

そんな充電器にも、ひとつ、欠点がある。

必要としてくれないと、動けないの。

来てほしいて心から思わないと、動かないの。


あたしは。

どこへでも飛んで行くのに。

「そこまではいぃよ」て言われると　動けなくなるの。


遠慮も、気遣いもいらない。

あたしだけを、求めて。

そうしたらあたしは

あなたの元へ　飛んでゆくの。




だから。

あたしの名前を呼んで・・・

あたしが飛んで行ったら

いやな顔をしないで　カチっと、あたしにはまって。

そうしたらほら。

また、頑張れるから。






あたしは、万能な充電器。

魅力的な、充電器。


あなたのための、充電器。

あなたの

やっと、役に立てると思ったのに。




必要とされているのに。

やっと、必要とされたのに。

現実は厳しくて。

そんなに、うまくはいかない。


役に立てるのに。

役に立てるはずなのに。

役に立てない自分が

役に立つことのできない自分が

悔しくて。

役に立てるはずなのに　役に立てないてことが

こんなにも悲しくて

こんなにも切ないなんて

初めて知った。。




側にいきたいよ。。

鬼ごっこ

夜になると・・・

眠いのに、眠れないんです。

寝たいのに、寝られないんです。

何か理由があるわけでなく、寝ちゃいけない気がするんです。

楽をしてはいけなくて　休んではいけなくて

なぜだか、寝ちゃいけない気がするんです。

もっと、苦しみたいのか

もっと、苦しまなきゃいけないのか

もっと、楽をしたいのか

もっと、楽をしていいのか

あたしは、わからないのです。

だから、選べないのです。

だから、きっと、眠れないのです。




しなきゃいけないことが、たくさんあって。

たくさんあるから、何からやればいいのかわからなくて。

やろうとすれば、別の何かが邪魔をして。

何に対しても中途半端で。

何もできなくて。

やることだけが増えていって

焦って　追い込まれて

足を震わせながら、逃げたい気持ちを我慢して

誰かを恨むことでしかふんばれなくて。

来る鬼をただ、睨み付けているだけ。

情けない、自分。



もっと強くなれたら

足を動かして

鬼をグルグルまいて

空を飛ぶ勢いで

地面を蹴っていけるのに。

無感情

学校への通学道には、あたしがいる。

考えるんだけど。

色々、考えちゃうんだけど。

あたしは、あたしのおしゃべりを聞いてる。

あの、広くて静かな道を曲がると。

あの、赤くて長い道を走っていると。

いろんな気持ちがこみ上げてくるの。


だから。


通学道は、一人が好き。


毎日戦いに行く、あの、戦の日々は。

あの道を通りながら、死に方を考えた。

毎日、戦い終えた、あの、帰り道には。

つけられた傷を自分でもっと切り裂いて、泣くのをこらえた。


今は。


たまに、懐かしくなる。

今は、ぼぅっと、もう一人のあたしが話しているのを聞いているだけ。

ただ、聞くだけ。

ただ、耐えるだけ。