ほんとはね。そんなに強くない。でも、そんなに弱くない。
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なんだか胸がキュっとなる。
恋をしているわけでもなく、寂しいわけでもない。 でも、何かが足りないような、とても切ないような・・・なんだかわからないけれど。 やらなきゃいけないことも、やりたいことも、山積みになっているのに、なんにも手につかない。 やらなきゃ!という気持ちが、余計に私を追い詰める。 でも、一番の原因に思えるのは、私の生活が充実していないということ。 やりたいコトはあるのに、それをさえぎるように色々な問題を抱える部活。 夏休みなのに開放感も旅行もなにもない不満感。 テレビで沖縄のきれいな青い海を見て、男達の夏の青春を見せ付けられる。 自分の無力さを見せ付けられ、そして追い込まれる。 乗り越えようともがくものの、なかなか前には進めない。 やろうという気持ちはあるものの、なかなか行動に移せるほどの熱意がわいてこない。 「めんどうくさい。」一言で言えば。 「やりたくない。」本心なら。 けれど、投げ捨てるわけにもいかず、逃げるわけにもいかず、かと言って我慢して努力する気持ちも持てず、全てに対して中途半端な私。 わかってはいる。わかってはいるけれど・・・ にぃやんは言った。「わかっているなら出来るはず。いつまでたっても出来ないのは、本当はわかっていないからだ。」 そうか、わかっていないのか。 にぃやんは言った。「本気でやろうと思うなら、行動に出るはずだ。いつまでたっても出来ないのは、本気でやろうと思っていないからだ。」 そうだ。確かにそうだ。 にぃやんは言った。「悔しいと思っていても、お前らがやっているのはただの負け惜しみにしかないぞ。悔しくてもやらなきゃ変わらないんだ。今のお前らは悔しい中でただもがいているだけだ。やらなきゃ前に進めないぞ。」 そうだ。そうか、そうなのか。 確かに私は悔しいと思うばっかりで、やろうとはしない。苦しい思いはしたくない。 やっているように見せかけて、本当はいつも逃げている。 にぃやんは言った。「チーム競技っていうのはな、自分一人がやっていても、他の奴がやっていなければやっていないと一緒なんだ。自分一人しかやらないのは、そいつの責任だ。なぜ周りがもっと頑張れるように声を出さない?だから周りはやらないままなんだ。逆に、他のみんながやっていても、一人でもやらないやつがいたら、それもみんなやっていないと一緒なんだ。それがチーム競技だ。」 言われたその子は泣いていた。 私は胸が痛んだ。 足が痛いからなんだって?今、現に走れているではないか。 足が痛いからなんだって?声ならもっと出せるじゃないか。 「足がまだ完全じゃないから・・・」 そんな言い訳したくない。もう、言い訳は絶対にしたくない。そう思っていたはずなのに・・・ にぃやんは言った。「お前らは力を余らせながらやってるんだよ。だから駄目なんだ。お前らの先輩はいつもその時その時すべて全力でやってたよ。ただ、それがもたなくていつも最後に挫折してたからあぁやって怒っていたんだ。 お前らなんかそれすら出来ていないじゃないか! やれることをやるのは当たり前なんだよ。それは努力とは言わない。当たり前のことなんだよ! 苦しくなった時にやるのが努力っていうんだ!お前らはまだ一生懸命も努力も出来てねぇよ!馬鹿ヤロウ!!」 確かに。 私は後を考えると、どうしても今に全てを出せない。 だから、長距離では余裕をもって走り、ラストスパートをイッキにかける。 部活も、そうやって自分でブレーキをかけ、力をセーブしながらやっていたのか。 意識してはいなかったものの、初めて気付いて驚いた。 色んなことを考え、胸がキュっとする。 考えても悩んでも答えは出なくて、解決策も思い浮かばない。 いつも、言われて気付くのだ。 悔しい。自分が腹立たしい。 そう。どんなに言葉で飾っても、私は甘ちゃんでわがままで自分のことしか考えられない人間でしかないのだ。 そう思うと、悔しくてたまらない。 けれど、どうこうしようとするわけではない。 悔しがるだけ悔しがって、その苦しさから逃げようとする。 だから、私はいつまでたってもそんな人間のままだ。 そうやって乗り越えられないまま、いつまでも同じ場所に留まっている私の生活は、充実なんかしていない。 ・・・長すぎたので、次に続く☆ (明日書きやす。。。おやすみ♪) PR |
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