ゆりへ

ゆり。

あたし、もう何も考えたくないよ。

きっと、ゆりも同じなんでしょう？逃げたいんでしょう？

一緒に頑張ってきた、大切な仲間だから。

たくさんのこと、二人で支えあいながら乗り越えてきたから。

あたしには、ゆりの気持ちがわかる気がするんだ。

つらいんでしょう？ねぇ。

寂しいんでしょう？ねぇ。

でも、それがどうにかならないことくらい、わかっているから。

だから、理想と現実の間から抜け出せないんだよね。



ゆり・・・

前みたいに、あたしを笑わせてよ。

あの、最高の笑顔を見せて。

いっつも、笑っちゃいけないって時に、笑わせるくせに。

どうして今は、笑ってくれないんよ。

ま、それもゆりらしいか・・・


でも、大好きだから。

ゆりといると、楽しいから。

いつでもあの笑顔で、笑っていてほしい。


あたしが、ゆりを笑わせられるというのなら。

坊主になってでも、笑わせてあげるよ。

愛芽

なんにもない空っぽん中で　ひとつの想いが生まれてきた

乾いた土はうるおって　春の訪れを告げる


私はなんだか切なくなって　小さな芽に水をあげます

大きくキレイに育てと　愛を込めて歌うよ


「ららら」

自転車こいだ　あなたの背の後ろで　寒くないように　抱きしめながら

「この人の幸せ」　あたしは強く願ったんだ・・・




ただっ広いベットの上で　あなたはあたしを抱き寄せた

寂しいあたしの心は　温もりに満たされていた


あたしはなんだか切なくなって　あなたを抱きしめます

甘えるように抱きしめ返すのは　あなたの寂しさ


そっと顔に手を伸ばし　冷え切った頬を包み

優しく溶かすように暖めるよ

目から流れたものは　溶けた雫だと　思うことにするよ

もっと　もっと　流れればいぃと

暖めるように　あたしは抱きしめる


愛芽

もっと　優しさを吸って　大きくなれ

愛芽

大切に　大切に育てて

あたしが　守るように　暖めてあげるから

森のくまさん

あるぅ日っ♪

森の中っ♪

くまさんにっ♪

出会ぁった♪


最近は壊れたように歌っています

アホ子のように歌ってます。


眠くなると、歌いだす。

しかも、童謡。

小さい子のように、無邪気とはいえないけど

高校生とは思えないよぅな、幼い声で。


いっぱい笑って、いっぱい笑い泣いて、おなかが苦しい。

笑えるって、幸せ。

こうやって、友達を大切にできるって、幸せ。

みんなの中の幸せを感じられることが、幸せ。


あるぅ日っ♪


あたしは。

いつまでも歌うよ。

目覚めないように。

幸せの中から。

戻ってこれた、喜びを、もう離したくないから。

鼻笑い

笑っちゃうね。

笑っちゃう。

なんて、あっけないんだろう。



今まであたしを苦しめてきたものが

あたしの初めてと一緒に　消えていった。


あんなに、求めていた気持ちだったのに。

気づいた瞬間、跡形もなく消えた。


鼻で笑っちゃうよ。

ふふん　って。

小ばかにするように、あたしを

昔の、あたしを


今までのすべてがわかったような気がして、すっきりしてる。

あぁ　って、すごく納得がいくんだ。



あぁ、笑っちゃうよ。

笑っちゃう。


あぁ、なんてあたしは・・・

幸せなんだろう。

お話。

しゃべりたくて

しゃべりたくて

しゃべりたくて

しゃべりたい・・・


そう思うたび、色々思い出して

思い出すたび、そう思う。




いつか

ここが使えないとき、思った。

歌って、捨ててた。


誰かにいいたくて

誰にも言えないことくらい

わかってるはずなのに

求めてしまうのは　あなたのせいだなんて

負け犬のように勝手に思ってる




今も、思ってるのかな？

よく、わかんない。

だから、あなたに聞いてほしぃなんて思うんだ。

悔しい。

ケド今は・・・もぅないんだけどね。

なんて。

本当のトコロなんて、あたしにもわかんないのさ。