女心

あたし、ずっとかわいくなるのが怖かった



見かけとかじゃなくて…

性格の一部を可愛いと言ってくれると

その気持ちが嬉しい反面

複雑な気持ちになる



本当のあたしは可愛くないのに　って

ぶりっ子のようで　気持ち悪い　って

可愛いよりも　かっこいい自分でいたくて

誰かを守っていたくて

可愛い自分は　自分じゃないと

ずっと否定してた。






可愛い自分を見せようとするのは悪いことじゃないのに


あたしの中から消そうとしてた








可愛いくなったら、弱くなって

誰かを守ることなんかできなくなるような気がして

ずっと怖かった

誰かに弱点を見せるのも

弱点をつかれて負けるのが怖くて

避けてきた






でもやっぱり年を重ねるごとに

守られたい自分も強くなって

女であることを実感し始めて

いろんな葛藤があったけど

今に至ってるんだよね






この年になってまで

理想の自分は求めないよ

今の自分を受け入れて

弱さも　強さも認めて

ありのままを出してゆける



やっぱりうまくいかないことはあるけど

抵抗は薄れてきてるし

今さら強がる自分を形づくらないよ

それはもう卒業しなきゃでしょ？




あなたも　あたしも