過去

やっぱり、私にはわかんないかもしれない。

自分がなにをしたいのかも、なにをしているのかも。

普通、わかんなきゃいけない。そんなこと、頭ではわかってる。

でも、考えようとするたびに、頭がギュウって痛くなる。

まるで、考えちゃいけないかのように、邪魔をする。

こんなに痛いんだったら、知らなくてもいいやと、思えてくる。

それじゃいけない！！

けど、じゃぁどうしたらいいの？

今の私には、この問題は重いよ。大きすぎるよ。

誰か、助けてよ。私を、助けてよ。

でも、口には出さない。こんなこと、誰に言えばいいの？

だから、気づいてもらえるまで待っていた。

私が苦しんでいるのを、必死に隠しているのを。

バカだよね。そんな変な期待をよせて、成功したことなんか一度も無い。

でも、辞めたはずなのに、やっぱり心のどこかではそうやって思ってる。

「私はもっと弱いのよ。誰か、気づいてよ。本当の私に。」

誰も助けてなんてくれない。そんなことわかってるよ。

もう、とっくの昔に気づいてるよ。

でも、超えられないんだ。私は、いつまでたっても。

もっと強くなりたい！！

どうやって？

今まで、辛いことから逃げてきたじゃない。

目をつぶり、耳を塞いで、あともうちょっとだから。って、逃げてきたじ
ゃない。

乗り越えたつもりで、現実と向き合わずに時が過ぎるのを待っていただけ
じゃない。

そうやって逃げてる私が、強くなりたい？

この、わがままで、まるで悲劇のヒロインぶっている自分を、私は捨てた
い。

だから、この痛みから、絶対に逃げない。

ゆっくりでもいいから、ちょっとずつでもいいから、確実に歩いて行きたい。

痛みを超えたらきっとそこには、私の輝いた未来が待っているから。








あの頃のあたしより、強く・・・なれたのかな。