心

なんの前触れもなく

悟ってしまった。



最低だ。

けど　気づけてよかった。



なんで、責められないのか。

責められないことだってわかっていたけれど

それはただ漠然としたもので

なんでいけないのかっていうのは　微かにしかわかっていなかった。

だから口ではそれなりのコトを言うくせに

許せない　悔しい気持ちは消えなかった。

そうやってわかってるふりして

隠すことで精一杯だった。


だからひょんな拍子に溢れ出ちゃって

抑えきれなくなった。

自分じゃもうどうにも出来なくて

全部、あいつのせいにしたかった。


わかっているつもりで　わかっていなかったから


でも、ずっとわからなかった。

何がわからないのかもわからなくて

どう解釈しても　何かの違和感があって

なんで？どうして？って

悩むことしかできなかった。

逃げたくなくて・・・

けどわからないから、考えることしかできなかった。



でも、やっと　わかったの。

どうして、なのか。


自分の気持ちのくせに、気づくのが遅かったな。

ちゃんと最初から偽らずに見ていたら

きっともっと簡単だったのに。


でも偽らないで自分を見ることは

あたしにとってはとても難しいことだった

だから、偽っていたんだと思う。

本当は、知りたくなかったのかもしれない。

認めたく・・・なかったんだよね。きっと。


でも、逃げたいわけじゃなかったし

ずっと、答えがほしかったの。




知れて、よかった。





そういうふうに見ることは、やろうと思えば出来たのに

ずっとスッキリしなくて、どうしても出来なかった


けど今は


それが嘘のように、あの違和感もなく

スッキリと、見れる。

自分の心の中が、それを知れたことで　キレイに整頓されたんだなって

よくわかる。




あたしは、可哀相な奴なんかじゃない。

「ヒドイでしょ？」って、言う立場じゃない。

あたしは、自分で選んだ。

いらない意地を、捨てた。

意地を捨てなきゃいけなかったことが、ずっと悔しかったんだ。

でも本当は、ずっと前からわかってたんだよね。

だから、ダメだダメだって

違うんだよって、心は言っていたのに

意地はそれを認めなくて

結局ほんとうにダメになって

思い通りにならなくて

意地は負けて　折れた。

もう一つの心が　勝った。



こう言うと、自分をつらぬけてなかったって気がするかもしれないけど

あたしは、自分をつらぬいたんだ。

だから意地に勝って、自分からさよならが出来た。

そう、思うよ？



それを見つめてみたら

今までモヤモヤしてたもの全部吹っ飛んで

何も、なくなった。

リセット。





キレイさっぱり。

あぁ、また一つ手に入れた。

自分を、その気持ち一つを、認めること。

もう、あたしは大丈夫だ。

これから先、同じようなことがあっても

それ以上のことがあっても

自分を、支えてゆける

今なら、あたしが何を言いたいのかがわかる。

何をしなきゃいけないのかもわかる。

何がしたいのかもわかる。


醜い自分も　汚い自分も

全部　受け入れられる







また、ひとつ

強くなれた・・・よね？きっと








もう　大丈夫だ

あたしはそらおを、信じられる

そらおはあたしを、追い抜いてくれる